活用ガイド/基本操作
Claudeの機能を一通り説明されても、業務で使えるようにはなりません。必要なのは「この作業ならこの機能」という対応づけです。ここではファイル添付・アーティファクト・拡張思考という3つの基本機能について、それぞれ何が得意で、どんな業務のときに呼び出すべきかを、実際の使い方の例とあわせて整理します。
確認日:2026年7月/画面はデスクトップ版
先に対応づけだけ示します。これだけ覚えれば、あとは読まなくても使えます。
方向が違う3つです。情報を「入れる」のがファイル添付、「出す」のがアーティファクト、出す前の「考える時間」を伸ばすのが拡張思考、と捉えると混乱しません。
機能の名前を覚えることに意味はありません。**「いま自分がやろうとしている作業は、入れる・出す・考えるのどれか」**を判断できれば、必要な機能は自然に決まります。
会話の入力欄にファイルをドラッグするか、添付ボタンから選ぶだけです。操作は簡単なので、ここでは使い方のコツを書きます。
業務で効きやすい使い方を挙げます。
スキャンしただけのPDF(紙を画像として取り込んだもの)は文字データを持っていないことがあり、うまく読めない場合があります。そのときは該当ページを画像として渡すと読み取れることが多いです。元のWordやExcelが残っているなら、そちらを渡すのが最も確実です。
アーティファクトは、会話の横に成果物が独立して表示される機能です。長い文書やコード、表などを作らせると、チャットの吹き出しではなく専用の領域に出てきます。
チャットの中に長文が流れるのと何が違うのか。実務上の差は3つです。
中小企業の現場で実際に使われている例を挙げます。
アーティファクトはその会話の中に置かれているものです。会話を削除すれば一緒に消えます。業務で使う成果物なら、内容を社内のファイルサーバーやDriveに保存してください。また、外部に渡すために共有リンクを作った場合は、リンクを知っていれば誰でも開ける点に注意が必要です。共有リンクの棚卸しについてはClaudeのデータ学習をオフにするで扱っています。
拡張思考は、答えを出す前にClaudeが考える時間を長く取る設定です。入力欄の近くにある切り替えから有効にできます。
すぐ答えが返ってくるのが良いことのように思えますが、業務判断に関わる問いでは、時間をかけたほうが明らかに質が上がります。人間の仕事と同じです。
実務での目安を挙げます。
拡張思考は**使用量の消費が増え、回答までの時間も延びます。**常時オンにするのではなく、「これは考えてほしい」という問いのときだけ切り替えるのが効率的です。プランごとの使用量の考え方はアカウント作成とプランの選び方で扱っています。
3つは同時に使えます。実務で効くのは、この組み合わせです。
判断に必要な資料をまとめて添付します。過去の類似案件の資料も一緒に渡すと、比較の質が上がります。
拡張思考をオンにして、「この条件で進めた場合のリスクを、根拠となる箇所を引用しながら挙げて」と頼みます。「根拠となる箇所を引用しながら」を必ず付けてください。確認できない指摘は使えません。
出てきた内容を「社内共有用の1枚にまとめて」と頼むと、アーティファクトとして整形されます。そのまま会議資料に使えます。
どの機能を使っても、出てきた内容の正しさを確認する責任は人の側に残ります。特に金額、日付、固有名詞、法律や規約に関わる記述は必ず原本と突き合わせてください。「AIが言ったから」は社外に対する説明になりません。
安全に使う準備が整ったら、次は「どの業務に入れるか」です。
初回ヒアリングは60分・オンライン・全国対応。営業も売り込みもしません。